CiNii 図書 - 21世紀世界の調和と日本

著者

21世紀世界の調和と日本

亀井久興著

東明社, 1988.7

内容説明

大借金国アメリカ、沈退のソビエトに大きく期待することは酷であり、もはや不可能である。いまや、われわれは超大国日本を自覚し、世界の調和実現に向けて、日本人の特徴たる勤勉と和の精神を発揮し、試行錯誤をおそれず、世界の混沌救済に総力を結集しなければならない。

第１章　流動する国際経済と日本の政治・外交（アメリカ経済の苦悩と日米関係；１９８８年世界経済の動向；世界経済の活性化のために；日米貿易摩擦と米ソの軍縮；円・ドル問題の行方；円高はどこまで進むか—その背景にあるもの；台湾を訪問して—別のアングル、ユダヤ問題など；連帯関係の自覚が起点；オーストラリア見聞記；民主主義の運用を日本的に；水清くしてマキャベリズム育たず；音楽は心の交う万国共通語；シンガポールから見た日本）
第２章　エネルギーと食糧問題（日本の食糧危機；資源小国日本の道；汝、油断することなかれ；エネルギー革命と文明の質的転換；エネルギー不足を経済成長の刺激に；来てあたり前の食糧危機；世界の食糧危機と日本の農業政策）
第３章　国内政治経済の課題（豊かさの実感について；税制改革の背景；保守政治の新しい出発を考える；インサイダー取引；テレトピア構想について）
第４章　世界と日本、文化への省察（郷土と日本の心を見つめなおそう；“天職”の意職；“主体性”が創る美しい風土；日本海側県民大いに奮起すべし；政治風刺漫画考；山陰の未来を考える；ふるさとの未来を考える）

「BOOKデータベース」より