ミサゴの森
著者
書誌事項
ミサゴの森
角川書店, 1992.3
- タイトル別名
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Mythago wood.
- タイトル読み
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ミサゴ ノ モリ
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内容説明・目次
内容説明
戦場からイングランドの実家に戻ったスティーブンは、兄の様子がおかしいことに気づいた。考古学者だった父が長年にわたって調査していた森を、兄のクリスチャンは毎日のようにさまよっていた。家の中は荒れ放題で異様な臭いが漂う。兄は森に憑かれていた。森が生みだした少女グゥイネスの幻影に恋していた。少女は神話時代から抜けでてきたようないでたちで古代語を話すという。兄は狂ったのか、父がそうであったように兄は少女を探して森に消えた。父が残したノートによれば、この森には人の思いを実体化させる不思議な力がはたらいている。森はいまだ原生林に覆われ、すでに絶滅したと思われている野生動物が棲息する。いくら歩いても決して中心に辿りつくことができない。そしてある日、スティーブンの前にも森の少女グゥイネスが現れた…。神話の原型に迫る問題作、待望の邦訳。世界幻想文学大賞、英国SF協会賞、英国作家協会賞受賞。
「BOOKデータベース」 より