中世内乱期の群像
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中世内乱期の群像
(河出文庫)
河出書房新社, 1991.3
- タイトル読み
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チュウセイ ナイランキ ノ グンゾウ
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注記
『自由狼籍・下剋上の世界』(小学館1985年刊)の増訂
参考文献:p217〜222
内容説明・目次
内容説明
日本の中世は未曾有の変革期であり、自由狼籍・下剋上の世界である。史上例をみない内乱の世紀を生き、闘い抜いた人びと—知謀の将・足利尊氏、悲運の新田義貞、悪党・楠木正成、異形の天皇・後醍醐、そしてすべてを捨て全国を遊行する一遍上人。彼らの生きざまを、悪党・野伏・一揆というキー・ワードから、広く民衆のなかに位置づける。中世の歴史を読解するための入門書。
目次
- 第1章 「ムサノ世」の開幕—武家の棟梁・源義朝
- 第2章 鎌倉武士と「館」—戦場での軍功こそ
- 第3章 荘園の生活—荘園制社会の形成と変貌
- 第4章 捨聖一遍—凡夫のこころには決定なし、決定は名号なり
- 第5章 悪党・野伏・一揆—異形の人びと
- 第6章 内乱前夜—北条得宗専制の崩壊
- 第7章 「この世ハ夢のごとくに候」—尊氏論序説
- 第8章 「させることなくして空しくなりぬ」—新田義貞・戦場を駆けぬけた生涯
- 第9章 「君ノ戦必破ルベシ」—悪党・楠木正成と一族
- 第10章 二条河原の落書—一つの建武政権論
- 第11章 『太平記』の世界—果てしなき戦乱を生きた人びと
- 第12章 起請と逃散—荘家の一揆
- 第13章 応仁の大乱—国中の土民ら群集す
「BOOKデータベース」 より