源実朝
著者
書誌事項
源実朝
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1990.1
- タイトル読み
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ミナモト ノ サネトモ
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注記
実朝年譜・参考文献:p297〜314
内容説明・目次
内容説明
中世期最大の詩人のひとりであり、学問と識見とで当代に数すくない実朝の心を訪れているのは、まるで支えのない奈落のうえに、一枚の布をおいて坐っているような境涯への覚醒であった。本書は、中世初期の特異な武家社会の統領の位置にすえられて、少年のうちからいやおうなくじぶんの〈死〉の瞬間をおもい描かねばならなかった実朝の詩的思想をあきらかにした傑作批評。
目次
- 1 実朝的なもの
- 2 制度としての実朝
- 3 頼家という鏡
- 4 祭祀の長者
- 5 実朝の不可解さ
- 6 実朝伝説
- 7 実朝における古歌
- 8 〈古今的〉なもの
- 9 『古今集』以後
- 10 〈新古今的〉なもの
- 11 〈事実〉の思想
- 実朝における古歌 補遣
- 実朝年譜
「BOOKデータベース」 より