現代文学と故郷喪失
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現代文学と故郷喪失
(大久保典夫双書)
高文堂出版社, 1992.9
- タイトル読み
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ゲンダイ ブンガク ト コキョウ ソウシツ
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内容説明・目次
目次
- 1 現代と故郷喪失(戦後批評の出発—『近代文学』派とその周辺;革命幻想の崩壊と知識人;安部公房と敗戦体験;近代における風景論の系譜;日本の近代と故郷;「故郷」についての断想)
- 2 現代の世相と文学(性の解放と禁忌;政から性へ陥没した大学生;「男らしさ」の復権は可能か;文化の流れと変容の原核—父権甦えりてこそ;「父なき社会」のアポリア;軍国主義は復活するか—中国問題を考える;新左翼の頽廃;「しらけの世相」と過激派の盛衰)
- 3 現代の作家素描(川端康成・虚無的な“末期の眼”;遠藤周作・“ウソつき”と敬けんな信者;野間宏・神秘な精神の暗部;阿川弘之・海軍好きだが“自己省察”も;瀬戸内晴美・真率な生活体験派;井伏鱒二・故郷が生んだ独特の風格;高橋和巳・硬文学、疎開派のチャンピオン;井上光晴・底に疎外者の心情;三島由紀夫・ことばの魔術師で西洋種の右翼;丹羽文雄・女性を見つめ罪の意識を追究)
「BOOKデータベース」 より