往生要集
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書誌事項
往生要集
(岩波文庫, 33-316-1,
岩波書店, 1992.10
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オウジョウ ヨウシュウ
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注記
建長5年版(竜谷大学図書館蔵)を底本とした『源信』(「日本思想大系6」)に拠ったもの
源信略年譜: 下p279-283
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784003331613
内容説明
源信(942‐1017)は、第一章で八熱地獄の一つ一つの大きさ、業因等に触れ、その極苦の様をリアルに描いて罪の恐ろしさを思い知らせる。その上で、地獄に堕ちず極楽往生するには一心に仏を想い念仏する以外にないと説く。源信の影響は法然・親鸞の浄土教にうけつがれるが、とりわけ地獄思想は文学・絵画に深い影響をおよぼした。
目次
- 大文第一 厭離穢土(地獄;餓鬼道 ほか)
- 大文第二 欣求浄土(聖衆来迎の楽;蓮華初開の楽 ほか)
- 大文第三 極楽の証拠(十方に対す;兜率に対す)
- 大文第四 正修念仏(礼拝門;讃歎門 ほか)
- 大文第五 助念の方法(方処供具;修行の相貌 ほか)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784003331620
内容説明
源信はあまたの仏典を引用しながら全体を十章に分け、本書を整然とした体系に作りあげた。執筆期間三か月余、源信の博識と思考の強靱さを窺わせる。がそれだけではない。第六章「別時念仏」臨終の人に念仏を勧める段は、仏典に拠ることなく、いままさに生命を終わろうとする人への源信の真情をせつせつと述べ、人の心を打たずにはおかない。
目次
- 大文第六 別時念仏(尋常の別行;臨終の行儀)
- 大文第七 念仏の利益(滅罪生善;冥得護持 ほか)
- 大文第八 念仏の証拠
- 大文第九 往生の諸行(諸経を明す;惣じて諸業を結ぶ)
- 大文第十 問答料簡(極楽の依正;往生の階位 ほか)
「BOOKデータベース」 より