新編対の思想 : 中国文学と日本文学
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新編対の思想 : 中国文学と日本文学
(同時代ライブラリー, 130)
岩波書店, 1992.11
- タイトル別名
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対の思想 : 新編
- タイトル読み
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シンペン ツイ ノ シソウ : チュウゴク ブンガク ト ニホン ブンガク
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注記
本書は「対の思想」(1969年2月)「谿の思想」(1980年6月)「遠景と近景」(1983年6月、いずれも勁草書房)より新たに編集されたもの。
内容説明・目次
内容説明
日本人はいま中国の古典を、古来の漢学者的ではなく、当世風の実用主義的にでもなく、虚心に真剣に読むべきである。中国の現在を読み誤らないために…。水滸伝、論語、魯迅などを中心に、中国的思考の核心である、影の部分「対の思想」を語り、単純な日本的発想を対比する複眼的中国文学論集。
目次
- 対の思想—あるいは影の部分について
- 日本人の中国への憧れについて
- 『論語』が今なぜ読まれるか
- 勧懲小説と服務小説
- 大岡政談の虚実
- 中国の説話と『今昔物語集』
- 『雨月物語』と中国小説との関係について
- 「杜子春」と「杜子春伝」
- 「大衆」という言葉について
- 隠者たち
- 水滸伝解題
- 翻訳と語りなおし
- 関羽の顔の「重棗」について
- 魯迅
- 『野草』—その一つの読み方
- 「非攻」と『墨子』
- 魯迅の「起死」について
- 魯迅の「鋳剣」について
- 「藤野先生」における真実
- 日暮里とニッポリ
- 桜と幻燈
- 中国の「小説」概念
- 中国古典文学と日本文学—その相違について
「BOOKデータベース」 より