紀貫之
著者
書誌事項
紀貫之
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1989.9
- タイトル読み
-
キノ ツラユキ
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注記
貫之略年譜:p246〜252
内容説明・目次
内容説明
紀貫之は、言うまでもなく「古今集」の重要な歌人であり、「土左日記」の著者としても知られ、なお「伊勢物語」の作者にも擬せられている人物である。しかし明治期に正岡子規が「下手な歌よみ」ときめつけた言葉が、いつも貫之につきまとい、その正当な評価をともすれば妨げかねなかった。けれども貫之は、今日でいう「フィンション」の作者として豊かな才能に恵まれた、面白味ある人物であった…。詩人の感覚と実証による「子規以来」の貫之像。
目次
- 1 なぜ、貫之か
- 2 人はいさ心も知らず
- 3 古今集的表現とは何か
- 4 袖ひぢてむすびし水の
- 5 道真と貫之をめぐる間奏的な一章
- 6 いまや牽くらむ望月の駒
- 7 恋歌を通してどんな貫之が見えてくるか
- 貫之略年譜
- 貫之和歌索引
「BOOKデータベース」 より