ドイツ近代の意識と社会 : 法学的・文学的ゲルマニスティクのアンビヴァレンツ : 上山安敏教授還暦記念論集

書誌事項

ドイツ近代の意識と社会 : 法学的・文学的ゲルマニスティクのアンビヴァレンツ : 上山安敏教授還暦記念論集

河上倫逸編

ミネルヴァ書房, 1987.4

タイトル別名

Bewusstsein und Gesellschaft in der deutschen Moderne : die Ambivalenz der juristischen und literarischen Germanistik

タイトル読み

ドイツ キンダイ ノ イシキ ト シャカイ : ホウガクテキ ブンガクテキ ゲルマニスティク ノ アンビヴァレンツ : ウエムラ ヤストシ キョウジュ カンレキ キネン ロンシュウ

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注記

その他のタイトルは標題紙裏による

上山安敏教授の肖像あり

内容説明・目次

内容説明

中世に「ゲルマン法」の研究として成立したゲルマニスティクは、文献学、文学をも分摂しさらにドイツ文化の包括的な歴史研究を目指すドイツ学へと転換していった。そのゲルマニスティクの問題性と可能性を今日的視野から「超学際的」にとらえ直し、ドイツにおける近代意識の形成と学知の展開を解明する。

目次

  • 1 近代意識の学問化—ゲルマニスティクの形成から歴史法学の成立まで(コーンリングにおけるゲルマニスティクの成立;17世紀ドイツにおける近代文学形成の過程;歴史法学以前のドイツ法学;ゲルマニスティクの法学と歴史法学派)
  • 2 「民族精神」論による「法社会史」の開鑿—ヤーコプ・グリムにおける伝統の再発見(歴史法学のアンビヴァレンツ;法律家としてのヤーコプ・グリム;ヤーコプ・グリム—法におけるポエジーの探究者)
  • 3 価値観対立の止揚の試み—近代的法典編纂(19世紀におけるナショナルな法典編纂とヨーロッパ的法論議;私法秩序の改革に際してのロマニストとゲルマニストの価値観)
  • 4 時代と知識人(ディルタイとニーチェ;ヘルマン・グリムにおける時代意識のアンビヴァレンツ;第2帝政期における法学者の政治意識;マックス・ヴェーバーにおける「政治」の位置;ヴェーバーのボン大学招聘交渉とケルン商科大学昇格問題)
  • 5 補論—日本近代の視角から(国学について—真淵、宣長およびその後;ヨーロッパの立場から見た日本の法継受)

「BOOKデータベース」 より

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