新編かたりべ文化
著者
書誌事項
新編かたりべ文化
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1992.8
- タイトル読み
-
シンペン カタリベ ブンカ
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内容説明・目次
内容説明
語部—かたりべとは伝承を諳んじて語りきかせる氏族のこと、つまり耳から耳へ、口から口へとことばを伝えていった人々のことである。現代は、目で読むことばでではなく、耳から入ることばで思考する人々が増えているのではないか。これを著者独自の「かたりべ文化」というキーワードでとらえ、その意味を考える、ことばのエッセイ。
目次
- 1 耳で読む(個人の読者と組織読者;新中流読者;半読者;日本人の表現力と読書)
- 2 声の文化(かたりべ人間;言いおおせて何かある;日本の言葉と文化;外来語を受け入れる心理)
- 3 新言文一致(会話;電話をかける前に;話し下手・聞き下手;話す;関西弁;目で考える;ことばの扉;史部の文体;新日本文化論;やわらかな心とことば)
「BOOKデータベース」 より