西洋書物学事始め
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書誌事項
西洋書物学事始め
青土社, 1993.1
- タイトル読み
-
セイヨウ ショモツガク コトハジメ
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内容説明・目次
内容説明
中世の写本から近代の稀覯書まで、書物はいかにして作られ、守られ、伝えられてきたのか—。鵞ペンから印刷機へ、装飾文字とイコノグラフィー、ビブリオ・マニアと蔵書票、偽物作りに情熱をもやす贋作者たちなど、書物の製作、保存、蒐集をめぐる、奇想天外の物語。
目次
- 1 ペンと剣は両立する?—写字生のイコノグラフィー
- 2 「大破門」から蔵書票へ—中世人はいかにして本を守ったか
- 3 鵞ペンから鉛活字へ—中世ヨーロッパの写本生産と初期印刷術について
- 4 活版印刷所のイコノグラフィー—グーテンベルク革命の終焉をみつめながら
- 5 樽詰め輸送の書物—イギリスでも装飾されたグーテンベルク聖書
- 6 本を寄贈するのもむずかしい—ピープス図書館に入れてもらえなかったキャクストン写本
- 7 これがないと古書の価値も半分に—ハーフ・タイトルの歴史的考察
- 8 文人、パトロンと出版者—だれが一番強いか
- 9 歴史をもてあそんだ男—18世紀イギリスの偽作者チャールズ・バートラム
- 10 閉ざされた図書館?—カーライルとロンドン図書館150年
- 11 109年後にやっと日の目を見た木版画—ケルムスコット・プレス以前の出版人モリス
- 12 若きモリスと『アーサー王の死』—書物史的観点から
- 13 書誌学者ジェフリー・ケインズの誕生—学術書の出版を考える
- 14 物惜しみしない偉大なコレクター—アーサー・ホートン・ジュニアの一周忌に
- 15 稀覯書よりワインに淫して—あるビブリオフィールの1日
- 本・本・本—ケンブリッジの書物人
「BOOKデータベース」 より