都市の感受性
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書誌事項
都市の感受性
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1988.8
- タイトル読み
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トシ ノ カンジュセイ
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内容説明・目次
内容説明
小説の村上春樹、映画の森田芳光、演劇の野田秀樹、マンガの大友克洋…彼ら若い作家たちの作品に浮上してきたものに共通するのは、「都市の感受性」とでも呼ぶべき新しい感覚なのではないか。従来の「主体性」の神話や「リアリズム」の信仰が崩れたあとにくる浮遊的な人間像を論じ、「現代」について考える。
目次
- 無機的都市の悪夢
- 変貌する時代空間
- アテイテュードの時代—『優しいサヨクのための嬉遊曲』を読む
- 「都市」の中の作家たち—村上春樹と村上龍をめぐって
- 1980年のノー・ジェネレーション—村上春樹の世界1
- 『羊をめぐる冒険』を読む—村上春樹の世界2
- 「自閉の時代」の作家たち
- サバービアの発見—山田太一の世界
- 家族のようなもの—森田芳光『家族ゲーム』
- 少年たちの小宇宙—野田秀樹『ゼンダ城の虜』
- 現代マンガの跳躍
- 時空の乱反射—フィリップ・K.ディックの世界
- イメージを歪形する子供たち
- ジョバンニの「孤独」
- 「寂しい子供」の行く方
「BOOKデータベース」 より