人間壇一雄
著者
書誌事項
人間壇一雄
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1992.9
- タイトル読み
-
ニンゲン ダン カズオ
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内容説明・目次
内容説明
檀一雄の一生は放浪つづきであった。国内はもとより、中国に、ポルトガルに、と、つねに新しい境涯を求めていたのだ。この特異な作家の真実を長年身近に接した著者がとき明かす。太宰治との親交、坂口安吾との誠実なかかわりそして名作『火宅の人』の背景となっている愛情問題、家族への愛、友人たちとのつき合いなどを通し、一見「無頼派」風に見られる檀一雄の、人間と文学に対する折目正しい姿がうかび上がる。
目次
- 1 太宰治との異様な交遊
- 2 軍隊への脱出
- 3 幼少の日の光と影
- 4 異郷放浪
- 5 戦後の苦闘
- 6 坂口安吾への敬愛
- 7 『火宅の人』の背景
- 8 津軽
- 9 檀流クッキング
- 10 サンタ・クルス浜
- 11 親が有っても子は育つ
- 12 永眠
「BOOKデータベース」 より