書誌事項

ヴァイマル共和国の宗教史と精神史

フーベルト・カンツィク編 ; 池田昭, 浅野洋監訳

御茶の水書房, 1993.2

タイトル別名

Religions-und Geistesgeschichte der Weimarer Republik

タイトル読み

ヴァイマル キョウワコク ノ シュウキョウシ ト セイシンシ

注記

内容: 日本語版の序文に代えて, はじめに(フーベルト・カンツィク), かの時代の遺産, 第一篇: ヴァイマル(第一章「ドイツのカトリックの世界像、時代意識ならびに政治理論における欠陥」-第三章「ヴァイマル共和国の小説としてのトーマス・マン『魔の山』」), 第二篇: 宗教と神学(第一章「ヴァイマル共和国の社会階級と宗教」-第六章「「新異教徒」と全体国家」), 第三篇: 学問(第一章「「緑」と「褐色」の狭間に」-第四章「撃破の力、忍耐の力」), 監訳者あとがき(無記名)

収録内容
  • 日本語版の序文に代えて : この十年の遺産 : 一九八二年-一九九二年 / フーベルト・カンツィク [執筆] ; 池田昭訳
  • かの時代の遺産 / フーベルト・カンツィク [執筆] ; 浅野洋訳
  • ドイツのカトリックの世界像、時代意識ならびに政治理論における欠陥 / ヴァルター・ディルクス [執筆] ; 浅野洋訳
  • ヴァイマル : 宗教と世界観の空白地帯 / フリードリヒ・ヘーア [執筆] ; 細見博志訳
  • ヴァイマル共和国の小説としてのトーマス・マン『魔の山』 / ハンス・マイアー [執筆] ; 浅野洋訳
  • ヴァイマル共和国の社会階級と宗教 / ギュンター・ケーラー [執筆] ; 浅野洋訳
  • ドイツ青年運動の宗教観 / ヴィンフリート・モッゲ [執筆] ; 長井英子訳
  • 最も危機の瞬間 : ヴァイマル末期のプロテスタント神学の状況について / ディーター・シェロング [執筆] ; 長井英子訳
  • マリア・ラーハの運動 : 政治的カトリックについて / リヒャルト・ファーバー [執筆] ; 浅野洋訳
  • 民族主義的運動の宗教意識について / エッケハルト・ヒエロニムス [執筆] ; 細見博志訳
  • 「新異教徒」と全体国家 : ヴァイマル共和国末期における民族主義の宗教 / フーベルト・カンツィク [執筆] ; 浅野洋訳
  • 「緑」と「褐色」の狭間に : 第一次世界大戦後の民族イデオロギーと郷土運動 / ヘルマン・バウジンガー [執筆] ; 山西龍郎訳
  • 哲学に反映されたヴァイマル時代 : 特にシュペングラー、ハイデガー、ブロッホにおける哲学、時代分析および政治 / ヘルムート・ファーレンバッハ [執筆] ; 細見博志訳
  • ヴァイマル時代の宗教学における宗教のモデルと認識原理 / ライナー・フラッシュ [執筆] ; 長井英子訳
  • 撃破の力、忍耐の力 : ヴァイマル共和国における医学改革運動と学校医学の危機 / ヴァルター・ヴトケ-グローネベルク [執筆] ; 長井英子訳
内容説明・目次

内容説明

ヴァイマル期の宗教現象を中心に、文学者,哲学者、医学者、さらに民俗現象とそのイデオロギーにまで多彩な現象を取り扱った論文集で、ナチズムの研究のみならず現代日本の宗教的・精神的状況の考察にも重要な示唆を与える。

目次

  • かの時代の遺産
  • 第1篇 ヴァイマル(ドイツのカトリックの世界像、時代意識並びに政治理論における欠陥;ヴァイマル—宗教と世界観の空白地帯;ヴァイマル共和国の小説としてのトーマス・マンの『魔の山』)
  • 第2篇 宗教と神学(ヴァイマル共和国の社会階級と宗教;ドイツ青年運動の宗教観;最も危機の瞬間—ヴァイマル末期のプロテスタント神学の状況について;マリア・ラーハの運動—政治的カトリックについて;民族主義的運動の宗教意識について;「新異教徒」と全体国家—ヴァイマル共和国末期における民族主義の宗教)
  • 第3篇 学問(「緑」と「褐色」の狭間に—第一次世界大戦後の民族イデオロギーと郷土運動;哲学に反映されたヴァイマル時代—特にシュペングラー、ハイデガー、ブロッホにおける哲学、時代分析および政治;ヴァイマル時代の宗教学における宗教のモデルと認識原理;撃破の力、忍耐の力—ヴァイマル共和国における医学改革運動と学校医学の危機)

「BOOKデータベース」 より

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