叛逆の日本史 : 「多民族国家」ニッポンの地方独立戦争
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叛逆の日本史 : 「多民族国家」ニッポンの地方独立戦争
(Tokuma books)
徳間書店, 1992.3
- タイトル読み
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ハンギャク ノ ニホンシ : タミンゾク コッカ ニッポン ノ チホウ ドクリツ センソウ
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内容説明・目次
内容説明
「タテマエ」の歴史観が続いている。さすがに戦前とは一味ちがった装いをとっているが、内容は皇国史観そのものである。もちろん、表面的にはさすがにもっともらしく技巧をこらしているが、ヤマト王朝史観はさっぱり清算されていない。むしろ、より洗練されたものになっている始末だ。これら天皇制という塀の中に入ってテンと恥じない連中に対して、この辺で「ホンネ」の歴史の存り方を主張しようとしたのが本書である。
目次
- 序章 はるかなり日高見国—起って当然だった、古代日本の民族独立戦争
- 第1章 先住民の英雄・長髄彦—「ヤマト朝廷だけの日本か?」の問い
- 第2章 熊襲と隼人—悼むべきはヤマトか、先住民文化なのか?
- 第3章 筑紫君磐井の九州独立戦争—九州・朝鮮民族連合の夢
- 第4章 蝦夷の族長・アテルイ—東北の血に受けつがれる自由
- 第5章 東国の将門・西海の純友—無念の叛逆、長蛇を逸す
- 第6章 蝦夷の族長・安倍頼時の叛骨—無用の権威が、またも時勢を縛る
- 第7章 承久の乱と北条義時—ヤマトに楯つく東国武士
- 第8章 建武中興と室町幕府—花ひらく叛逆の賎民文化
- 第9章 キリシタン叛乱—変革を呼ぶ異文化の血
- 第10章 蝦夷地の叛乱—どこへ行ったのか?民族の抵抗権
- 終章 幻の北日本政府と北海道共和国—未来の中核は「鄙の論理」ではなく「鄙の叛乱」
「BOOKデータベース」 より