仁科芳雄/本多光太郎 : 基礎科学体系化なる
著者
書誌事項
仁科芳雄/本多光太郎 : 基礎科学体系化なる
(漫画人物科学の歴史, 日本編 ; 17)
ほるぷ出版, 1991.12
- タイトル読み
-
ニシナ ヨシオ ホンダ コウタロウ : キソ カガク タイケイカ ナル
電子リソースにアクセスする 全1件
-
限定公開
大学図書館所蔵 件 / 全10件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
監修:山崎正勝
内容説明・目次
内容説明
仁科芳雄と本多光太郎—西欧に比べ、はるかに遅れてスタートした日本の近代化は、とくに科学技術の研究で、世界の水準に並ぶまでには大変な努力が必要でした。物理学のような基礎科学の面で、世界に誇れる成果が日本で生まれるようになるのは、やっと20世紀にはいってからでした。仁科芳雄と本多光太郎は、この時期の代表的な科学者です。のちに理化学研究所の所長になった仁科は、そこで湯川秀樹や朝永振一郎はじめ多くの理論物理学者を育て、また磁石鋼の発明で世界に名を成した本多は、東北大学に金属材料研究所を創設し、金属研究者の育成に当たりました。この2つの研究所の設立は、ともに第1次世界大戦中のことでしたが、この時期に成功した研究所として知られています。そしてそのどちらもが、それまでばらばらだった日本の技術・工学と、基礎科学の結び付きを深めました。これらの功績により、のちにこの2人は、あい前後して文化勲章を授与されています。
目次
- 仁科芳雄(日本の物理学;理化学研究所;サイクロトロンと原子爆弾)
- 本多光太郎(実験の鬼;KS鋼)
「BOOKデータベース」 より