過ぎゆく日暦(カレンダー)
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過ぎゆく日暦(カレンダー)
(新潮文庫, ま-1-59)
新潮社, 1993.4
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スギユク カレンダー
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内容説明・目次
内容説明
広大な“清張文学”を支えていたものは倦むことのない取材と、こまめに記けられた「日記」であった—。〈流れ作業〉で解剖が進むニューヨークの死体収容所。文豪・鴎外を始終悩ませた家族の不和。ゾロアスター教の拝火殿を眺望しながら、モーツァルトの「魔笛」を考える旅日記。何気ないメモと、ふとした雑感が小説の土台に据えられてゆく。創作の臨場感あふれる“清張ノート”。
目次
- ニューヨークの死体収容所。あるオランダ人。
- 民俗学の衰退。イランの拝火神殿趾。モーツァルトの「魔笛」。
- 一葉と緑雨。芥川と三島。中勘助とその嫂のこと。
- 森鴎外の死とその創作欲の内側。
- 森鴎外と乃木将軍の死。白樺派のこと。
- イギリス紀行(ヨーロッパ巨石文化。ロンドン。シェトランド島。;スティンネス巨石群。城壁遺跡。;スコットランドの石塔。ヨークシャー婦女連続殺害事件。;「嵐が丘」を訪う。)
- ヨーロッパ巨石文化の展望。
- 運不運わが小説
「BOOKデータベース」 より