現代文学の宿命と構図
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現代文学の宿命と構図
(大久保典夫双書)
高文堂出版社, 1993.3
- タイトル読み
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ゲンダイ ブンガク ノ シュクメイ ト コウズ
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内容説明・目次
目次
- 1 文学史のとらえ方・考え方(昭和文学の宿命—芥川龍之介と昭和文学;批評における戦前と戦後—「政治と文学」をめぐって;昭和初年代の文学;戦時下と敗戦直後の文学)
- 2 現代小説の構造(谷崎潤一郎の小説美学—『小さな王国』をめぐって;三島由紀夫の性の自覚史—『仮面の告白』の意味;少年の内面世界の成長—中野重治『梨の花』をめぐって;少年時代の魂の遍歴を分析—大岡昇平の『少年』;女性同性愛の奥にあるもの—谷崎潤一郎『卍』をめぐって;意志と情念との葛藤—円地文子『女坂』をめぐって;散文の世界 その底にあるもの—島崎藤村『破戒』をめぐって;歴史小説の分析—島崎藤村『夜明け前』をめぐって)
- 3 作品世界の解読
- 4 詩・評論の研究と鑑賞(岩野泡鳴著『泡鳴詩集』—苦悶をうたう世紀末的でデカダン的思想詩人の世界;加藤一夫著『民衆芸術論』—見えざる巨人、理想化された民衆像への熱いラブコール;広津和郎著『志賀直哉論』—志賀直哉評価の基準をつくった名評論;保田与重郎著『日本の橋』—日本浪曼派の心情の美学が生んだ傑作)
「BOOKデータベース」 より