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近代読者の成立

前田愛著

(同時代ライブラリー, 151)

岩波書店, 1993.6

タイトル読み

キンダイ ドクシャ ノ セイリツ

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注記

有精堂出版 1973年刊の再刊

内容説明・目次

内容説明

活字文化が生んだ近代読者。しかし、現在私たちは活字文化の王座がゆらぎはじめ「近代」そのものの意味が問い直される時代に生きている—。天保改革期から戦後大衆社会に至る読者の実態を、出版機構の構造、作者の意識なども含めて歴史的に考察した本書は、近代文学研究の新たな局面を拓いた著者の代表作である。

目次

  • 天保改革における作者と書肆
  • 明治初期戯作出版の動向—近世出版機構の解体
  • 鴎外の中国小説趣味
  • 明治立身出世主義の系譜—『西国立志編』から『帰省』まで
  • 明治初年の読者像
  • 音読から黙読へ—近代読者の成立
  • 大正後期通俗小説の展開—婦人雑誌の読者層
  • 昭和初頭の読者意識—芸術大衆化論の周辺
  • 読者論小史—国民文学論まで

「BOOKデータベース」 より

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