夜の少年
著者
書誌事項
夜の少年
さ・え・ら書房, 1992.12
- タイトル別名
-
Kratzer im Lack.
- タイトル読み
-
ヨル ノ ショウネン
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内容説明・目次
内容説明
「眼鏡をかけたネズミ」学校のみんなはそう呼ぶ。「いくじなしの弱虫!」と父は言う。ちびで顔色が悪く近眼のヘルベルトは14歳。夢の中にしか逃げ場がなく、甘いものを食べるのだけがなぐさめだ。クローナヴィッター夫人、少年がいつもチョコレートを買いに行く菓子店の老女。家族はいない、老いた飼い犬が1匹。同じ町の同じアパートに住む少年と老女。世代の違うふたりを結ぶ接点は、ただそれだけだった。だがある夜、彼らは運命的な関わりを持つことになる。少年が父からもらったばかりのナイフで車に傷をつけるのを、老婦人が目撃したからだ…。
「BOOKデータベース」 より