若さま御用帳 : 琉球示現流秘蝶剣
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若さま御用帳 : 琉球示現流秘蝶剣
(春陽文庫)
春陽堂書店, 1993.2-9
- [正]
- 続
- タイトル読み
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ワカサマ ゴヨウチョウ : リュウキュウ シゲンリュウ ヒチョウケン
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内容説明・目次
- 巻冊次
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[正] ISBN 9784394169024
内容説明
向島牛御前宮の境内、町家の娘の手首をつかんで狼籍を働こうとする三人連れの酔っぱらい侍がいた。墨堤の花見を目的に、ここまで足を運んできた旭陽之介が、その危急の場を救ってやった。娘は小網町三丁目の海産物問屋『湯浅屋』の美貌の末っ子、お菊であった。旭陽之介は琉球王家の血筋に連なり、薩摩藩から捨て扶持を得て、文武の師である崎山子と、下働きをしてくれる初老の小六夫婦とともに暮らす、弱冠二十歳の容姿端麗の若侍ながら、琉球示現流の遣い手であった。—王孫旭陽之介が、琉球示現流秘蝶剣をもって大江戸の闇を斬りひらく「若さま御用帳」。
- 巻冊次
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続 ISBN 9784394169031
内容説明
琉球王子のご落胤の若さま、旭陽之助を主人公に描く痛快無類“若さま御用帳”第二弾。明石町の海岸に土佐衛門が上がった。野次馬に交ってこれを眺めていたのが、近くの料亭に休んでいた旭陽之助であった。土佐衛門を見て編笠の三人連れの武士が姿を消した。陽之助はその跡を小者に尾けさせ、鉄砲洲の奥平大膳太夫の屋敷に入ったのを見届けた。琉球示現流秘蝶剣の使い手である旭陽之助は、南町奉行根岸肥前守の後盾を得て捕物にも関わっていた。奉行所同心中野弥十郎がその良き協力者であった。途方もない運上冥加金(増税)に苦しむ奥平家の領地、豊前国宇佐郡赤尾村の百姓久右衛門ら三人は、直訴のため江戸に出たが殺されてしまった。旭陽之助の大活躍が始まる。
「BOOKデータベース」 より