書物漫遊記
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書物漫遊記
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1986.5
- タイトル読み
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ショモツ マンユウキ
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書物漫遊記
1986
限定公開 -
書物漫遊記
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内容説明・目次
内容説明
書物の頁を繰ると、そこから不思議な幻想世界への旅がはじまっていた。戦中から焼跡へ、さらに未来へと、失われた都市の相貌を求めて、通り過ぎた奇人、変人、そして凡人たちの顔を探して、書物めぐりの旅は続く。名著、奇書、珍本…博覧強記の筆者による異色の読書案内。
目次
- 名前と肩書の研究—『潮文化人手帖』
- 不思議な節穴—武井武雄『戦中気儘画帳』
- 畸人ぎらい—色川武大『怪しい来客簿』
- 猫が食いたい—石堂淑朗『好色的生活』
- 吸血鬼入門—種村季弘『吸血鬼幻想』
- 見えない人間—『定本山之口貘詩集』
- 開かれた箱—坂根巖夫『遊びの博物誌』
- 悪への郷愁—高垣眸『豹の眼』
- 泥棒繁盛記—野尻抱影『大泥棒紳士館』
- 分家開き—谷崎潤一郎『秘密』
- 二階の話—古今亭志ん生『2階ぞめき』
- 我が闘争—吉田健一『流れ』
- 逃げた浅草—『正岡容集覧』
- 九段の怪談—内田百〓(けん)『遊就館』
- 見世物今昔考—江戸川乱歩『パノラマ島奇談』
- 大食のすすめ—武田百合子『富士日記』
- 接続法第二式—『木村・相良独和辞典』
- ベルリッツ・スクール—イヨネスコ『授業』
- 書かれなかった本—四方八郎『ビルマ革命の内幕』
- Kilroy was here—ドウス昌代『東京ローズ』
- 留学の成果—久生十蘭『新西遊記』
- 何でもないものの魅力—武田泰淳『新・東海道五十三次』
「BOOKデータベース」 より