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歌枕殺人事件

内田康夫著

(双葉文庫, う-02-4)

双葉社, 1993.5

Title Transcription

ウタマクラ サツジン ジケン

Available at  / 7 libraries

Description and Table of Contents

Description

朝倉理絵は東京都カルタ会の女王である。事件は、理絵が浅見家恒例のカルタ会に姿を見せ、浅見光彦が、彼女の横顔に、ある種の翳を見出したことで幕があく。理絵の父親が不可解な死を遂げていたのだ。光彦は理絵をともなって、その謎の解明に旅立った。手掛りは父親の遺体が発見された「末の松山」と手帳に記されていた「白浪、松山を越ゆ」—。契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山浪越さじとは、理絵の得意な札でもある。が、なぜ「越ゆ」なのか?古歌に詠みこまれた諸国の名所を歌枕という。契りは愛の約束、末の松山は一級品の歌枕。この作品は、怖ろしくも哀しい結末を、旅情と短歌の香りたかい文脈に刻みこんだ長編ミステリーである。

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Details

  • NCID
    BN09604273
  • ISBN
    • 4575504165
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    272p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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