書誌事項

維新前夜の文学

杉浦明平著

(岩波新書の江戸時代)

岩波書店, 1993.7

  • 特装版

タイトル読み

イシン ゼンヤ ノ ブンガク

内容説明・目次

内容説明

本書は江戸中期から維新直前にいたる時期の作品—、本居宣長、渡辺崋山、大塩中斎、安藤昌益、頼山陽、また百姓一揆の記録、漂流記、探検記といった一般の文学史がほとんど顧みないもののなかに、真に合理主義的なもの、リアルな人間の把握が、どれだけ実現されていたか、あるいはいなかったかを探求し、そこに文学的可能性の芽生えを探る。

目次

  • 1 滅びた文学的可能性—百姓一揆の記録集
  • 2 解体期社会のルポルタージュ—本居宣長『秘本玉くしげ』と武陽隠士『世事見聞録』
  • 3 武士の悲劇と文体—渡辺崋山「退役願書稿」「遺書」等
  • 4 儒学における保守と急進—佐藤一斎『言志四録』と大塩中斎『洗心洞剳記』
  • 5 商人的合理主義の到達点—山片蟠桃『夢の代』
  • 6 天下太平時代のロマン主義—頼山陽『日本外史』
  • 7 ユートピア小説と動物譚—風来山人『風流志道軒伝』と安藤昌益『法世物語』
  • 8 創造力の蒸発—戯作と和歌
  • 9 世界をのぞく窓—漂流記と探検記

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BN09611712
  • ISBN
    • 4000091352
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    212p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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