とりかえばや物語
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書誌事項
とりかえばや物語
(少年少女古典文学館, 第8巻)
講談社, 1993.7
- タイトル読み
-
トリカエバヤ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
平安時代末期に成立した『とりかえばや物語』は、内気で女性的な若君と、男性的で快活な姫君とが、それぞれ女装し、男装して生きていくことで展開する王朝の物語である。「男女をとりかえたい」との父親の願いが、そのまま物語のタイトルになっている。源平の動乱の直前で、貴族社会は爛熟のあとの退廃に向かい、人々の心に不安が漂い始めた時代を反映してか、この物語には、ゆがめられた形の複雑な愛情表現や心理描写がなされており、それゆえにこそ、現代にも通じる文学としての地位を保っている。
「BOOKデータベース」 より