緑の檻
著者
書誌事項
緑の檻
(角川文庫, 7174)
角川書店, 1988.7
- タイトル別名
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The Face of Trespass
- タイトル読み
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ミドリ ノ オリ
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内容説明・目次
内容説明
グレイは本を一冊著わしただけの売れない作家。緑の小径の奥にあるコテージに一人住み、電話も受話器をはずし、まるで世捨て人のような耐乏生活を送っている。そして電話は、彼を怯やかすものの象徴であった。それはいつ息を吹き返し、美しい人妻、ドルシラとのすでに終ったはずの“危険な関係”にふたたび火をつけかねないのだ…。二人の間には、果されないままに終った或る企てがあった。とうに葬りすてたはずのそれが、やがてグレイを閉じこめる恐ろしい罠に変貌をとげようとは、彼には知る由もないことだった—。
「BOOKデータベース」 より