彼岸花
著者
書誌事項
彼岸花
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1989.8
- タイトル読み
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ヒガンバナ
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内容説明・目次
内容説明
九州・五島列島に住む77歳のハルさんと83歳の弥吉さん。二人、三十年にわたって愛をはぐくみながら、おたがいをとりまく事情から、なかなか添い合うことが出来ずにいたのだった。しかし、老人ホームに駆け落ち入居して、二人はついにいっしょになった。家族の反対、村人たちの冷たい眼、そして幾度かの別離—。同じ五島を故郷とする著者が共感を込めて描く波瀾に満ちた愛のかたち。
目次
- 序章 ある老カップル
- 1章 働きづめのくらし
- 2章 相寄る魂
- 3章 ゆれる心
- 4章 引き離されて
- 5章 つのる想い
- 6章 老人ホームへの駆け落ち
- 終章 この世の想いに
「BOOKデータベース」 より