地獄の読書録
著者
書誌事項
地獄の読書録
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1989.5
- タイトル読み
-
ジゴク ノ ドクショロク
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内容説明・目次
内容説明
この本は、あくまで一ファンとして、楽しい作品を少しでも多く読みたい、との熱い想いを抱いて本の山に挑戦していった、前代末聞の闘いの記録である。また、エンタテインメントとしての読書のための類ないブック・ガイドであり、読者自らが読書の楽しみを発見するための秀れたマニュアルでもある。評判の1960年代の読書録に、今回1980年代のミステリ評も加えて、さらにパワーアップの〈定本版〉。
目次
- みすてり・がいど(「長いお別れ」でスタート;アシモフの本格探偵小説;カーの佳作「足跡のない殺人」;ブランドの秀作「はなれわざ」;クレイグ・ライスの面白さ;スタンリイ・エリンの「第八の地獄」;ペリー・メースン事務所の間取り図;ボワロー&ナルスジャックの〈密室殺人〉風;クイーンのアンソロジー;ごきげん!カーター・ブラウン;クリスティの懐しのメロディ;卓抜したF ブラウンの着想;ヴィカーズの代表短篇集ほか;クロフツのサスペンス物そのほか ほか)
- ブック・ガイド(ハワード・ブラウンの「夜に消える」;レン・デイトンの登場;筒井康隆という新人;アブラーム・テルツの「せむし」;「冷血」と植草甚一氏の〈成功〉;北杜夫と星新一の世界;アリステア・マクリーンの「恐怖の関門」;ハワード・ファーストの推理小説;鮎川哲也の「鍵孔のない扉」 ほか)
- ミステリの手帖(フリーマントルはスパイ小説の山本周五郎;トマス・チャステインの面白さ ほか)
「BOOKデータベース」 より