幻の映像 : 写真とテクスト
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幻の映像 : 写真とテクスト
青土社, 1993.10
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マボロシ ノ エイゾウ : シャシン ト テクスト
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Note
初出誌紙一覧: p290-292
Contents of Works
- 写真とテクスト : 紫の目の光線の下で
- 125分の1秒の裸(ギベールの死)
- ギベールと写真
- ギベールの恋 : そのビデオを見る
- 暴露された秘密 : ギベール、エイズ、フーコー
- ギベールの「H」 : 消滅の写真的エクリチュール
- イマージュの外へ : ランボーと写真
- ランボー没後百年のポートレイト
- 消失点へ : アデンのランボー
- 詩と詩が刺し違える瞬間
- 交差する過去と未来 : ランボー写真紀行
- ランボーの電報、ジョイスの映画
- ニュー・フィクションの世界
- ソレルスの垂直の声
- デュラス、電話の深淵
- 彼女の名はルドネ : 写真的テクスト
- 厚みのない瞬間 : クロード・シモン
- 被写界の不在から始めよ
- "アウラ"の光と影 : 伊藤俊治『聖なる肉体』
- 手形と口紅 : メディア社会のヒステリー
- 現代のイコン : ホルスト・P・ホルスト
- メタリックなセックス
- メディアの網の目 : レイボヴィッツ
- 明るい表層 : ピエールとジルの人工楽園
- 実在した幻獣 : フォンクベルタ
- 愛される物神 : ボブ・カルロス・クラーク
- フランス的エレガンス : ジャンルー・シーフ
- ブレスレットの変容 : クロード・アレクサンドル
- 写真の女 : ナン・ゴールディン
- 偏在する身体の残像 : 伊藤俊治『愛の衣裳』
- 写真は「私」のマスクである : イメージを切り裂くイメージ
- 他者としての「私」の発見 : ナダール『私は写真家』である
- 肉づきのマスク : アウグスト・ザンダー
- マッキンレーの白い輝き : アンセル・アダムス
- 半過去形の子どもたち : ロベール・ドアノー
- 読者の迷宮 : アンドレ・ケルテス
- パッセージ : アーヴィング・ベン
- 魔界の少女 : ダイアン・アーバス
- 迷宮の歩み : ヤン・ソウデック
- 記憶の絵具 : レオ・ルビンファイン
- 事/言を撮る : 荒木経惟の『食事』
- 廃墟の黒髪 : キーファーと写真
- バーナーで絵を焼くキーファーを想像せよ
- アジェと幻の映像 : 芸術家のための「記録」写真考
Description and Table of Contents
Description
シャッターが押された瞬間から、印画紙の表層には不在の感情がたちこめる。失われ続ける〈現在〉を表象する写真—。その〈現在〉の意味を求める眼差しの、亡霊探しにも似た営為から、錯綜する現代の感受性をさぐる。
Table of Contents
- プロローグ 写真とテクスト—紫の目の光線の下で
- 1 ギベールと写真
- 2 ランボーと他者、そして…
- 3 写真—偶感
- エピローグ アジェと幻の映像—芸術家のための「記録」写真考
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