漱石と鑑三 : 「自然」と「天然」
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書誌事項
漱石と鑑三 : 「自然」と「天然」
教文館, 1993.11
- タイトル読み
-
ソウセキ ト カンゾウ : シゼン ト テンネン
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内容説明・目次
内容説明
漱石は、「自然」の中に「神」を見たか?鑑三は、「自然」と「天然」とを、どう区別して用いたか?キリスト者となった明治の文学者(透谷、蘆花、独歩、藤村、直哉ら)は、「神」を棄て、「自然」にかえって行った。日本人固有の、伝統的な自然観の中に安らぎを求めた。キリスト教の自然観は、日本人に合わない?日本人の自然観。
目次
- 第1部 夏目漱石における自然の問題(問題の所在;外なる自然;人格による自然の克服;『それから』における自然の問題提起;『それから』後の自然の問題;漱石晩年の漢詩における自然;漱石と日本人キリスト者)
- 第2部 内村鑑三における自然と天然との問題(自然と天然;神の衣裳としての天然;自然志向の文化的キリスト教としての無教会主義;神の醜貌としての天然;天然への宣戦布告とクリスチャンへの呪詛)
- 付論(聖書における山の意義について—特に詩篇第一二一篇の「山」の解釈をめぐって;井上洋治氏の「天然の風」について—「キリスト教と日本文化」の問題をめぐって;神・自然・日本人キリスト者)
「BOOKデータベース」 より