額田王の暗号
著者
書誌事項
額田王の暗号
(新潮文庫, ふ-22-2)
新潮社, 1994.3
- タイトル読み
-
ヌカタ ノ オオキミ ノ アンゴウ
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内容説明・目次
内容説明
流麗な歌風で名高い額田王の和歌を韓国語と中国語で読み解いた時、歌の奥底から浮上してきたのは「三」という数だった—。大和三山、三韓の政争、そして額田王をめぐる中大兄皇子と大海人皇子の三角関係。巧妙に織り込まれた三つのトライアングルが重なり合った時、姿を現したドラマとは?『万葉集』の因習的解釈から離れ、動乱の七世紀を生きた才媛の姿を探る、多言語研究の冒険。
目次
- 第1章 紫匂う
- 第2章 大和三山の争い
- 第3章 反歌に似ず
- 第4章 不吉な船出
- 第5章 三輪山の黙示録
- 第6章 井戸王の正体
- 第7章 千年の謎解明す
- 第8章 女帝の系譜
- 第9章 秋の風吹く
- 第10章 帰らざる時
- わたしたちの方法
「BOOKデータベース」 より