人狼変身譚 : 西欧の民話と文学から
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人狼変身譚 : 西欧の民話と文学から
大修館書店, 1994.2
- タイトル読み
-
ジンロウ ヘンシンタン : セイオウ ノ ミンワ ト ブンガク カラ
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注記
参考文献: p443-460
内容説明・目次
内容説明
魔女とならんで西欧民間伝承のなかに生きる最大のテーマ「人狼」とは何か。狼変身は場所をかえれば、熊、馬、龍、猿、蛇、孤への変身となって世界各地にくまなく存在する。ヨーロッパをはじめ、カナダ・日本・アジアの伝承と文学、あるいは歴史の裏側に動物変身譚の起源と変遷を探りながら、そこに流れる人間の真実を浮き彫りにして行く。動物に姿を変えて生きる(生きざるをえない)人たちの哀しみを思い、「いじめ」を生み出す社会の無意識の暴力を告発する。
目次
- 1章 神々の獣—伝説と歴史のはざまで(山の上の火祭り;贖罪の羊;森の人生;飢えた狼)
- 2章 女の変身—民話の森の中で(女の悪意;妹の力;自然の楽園;ロバになった王女)
- 3章 近代文学の人狼たち(荒野の音楽師;熊男ロキス;雪原の狼憑き;狼使いの孤独)
「BOOKデータベース」 より