仏涅槃図 : 高野山 : 大いなる死の造形
著者
書誌事項
仏涅槃図 : 高野山 : 大いなる死の造形
(絵は語る, 2)
平凡社, 1994.3
- タイトル別名
-
高野山仏涅槃図
- タイトル読み
-
ブツネハンズ : コウヤサン : オオイナル シ ノ ゾウケイ
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注記
巻末: 仏涅槃図(折り込図1枚)
参考文献: p116-117
内容説明・目次
内容説明
釈迦の死は、死であって死ではない。死によって、釈迦は、永遠の存在=ブッダとなった。その神秘の死の情景(涅槃)は、どのように表わされてきたか。仏身のみ巨大であることの意味を問い、その黄金の輝きの謎を解くために、遠く、中央アジアにまで、ルーツを探る。様式史的観点からのみならず、図像解釈や、宗教美術と社会との関係という視点から、平安時代の仏画制作の具体相にも照らしつつ、傑作成立の秘密を解き明かす。
目次
- はじめに 涅槃とは
- 1 高野山の仏涅槃図
- 2 「物語」としての涅槃
- 3 ブッダの身体
- 4 ブッダの輝き
- 5 悲しき涅槃
- 6 涅槃図の時と場—年紀銘と儀礼
- 7 作風における「洗練」
- 8 仏画と社会—カテゴリーと価値観
- おわりに 「遅れて来た者」
「BOOKデータベース」 より