宮沢賢治とドイツ文学 : 「心象スケッチ」の源

書誌事項

宮沢賢治とドイツ文学 : 「心象スケッチ」の源

植田敏郎 [著]

(講談社学術文庫, [1125])

講談社, 1994.5

タイトル別名

宮沢賢治とドイツ文学 : 心象スケッチの源

タイトル読み

ミヤザワ ケンジ ト ドイツ ブンガク : シンショウ スケッチ ノ ミナモト

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注記

叢書番号はブックジャケットによる

宮沢賢治とアルノ・ホルツ、元良勇次郎の関連年表: p378

内容説明・目次

内容説明

賢治の『銀河鉄道』は、ドイツ自然主義のホルツが『ダフニス』で用いたdie Milch‐Bahnから発想を得、『ファンタズス』で輪廻の象徴であった銀河と結びつき誕生したのではないか。著者は、賢治の広範な読書世界を渉猟するなかで、詩語を文学の狭い領域から解き放ち、言葉による実相の具現を唱えたホルツと賢治に通底するものがあるのを発見する。比較文学的視点から光を当てた、創意に富んだ賢治研究書。

目次

  • 1 「心象スケッチ」
  • 2 『英独仏和哲学字彙』
  • 3 「心象」
  • 4 「エネルギー」
  • 5 「比論」
  • 6 「スケッチ」
  • 7 『ファンタズス』
  • 8 『絵のない絵本』
  • 9 比較論

「BOOKデータベース」 より

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