書誌事項

マッカーサーの日本国憲法

キョウコ・イノウエ著・監訳 ; 古関彰一, 五十嵐雅子訳

桐原書店, 1994.5

タイトル別名

MacArthur's Japanese constitution : a linguistic and cultural study of its making

タイトル読み

マッカーサー ノ ニホンコク ケンポウ

注記

出典・参考文献一覧: p476-495

内容説明・目次

内容説明

戦後の日本占領期間、アメリカは自らの意にそった政治制度を作るために新憲法を草案した。本書は、日米間のこの歴史的な交渉と最終的に合意した憲法条文にまつわる日米両国語資料の、初の比較言語・比較文化研究である。

目次

  • 第1章 事実の推移(終戦と言語の問題;アメリカの日程表による憲法改正;マッカーサーと極東委員会;日本国憲法のアメリカ草案;翻訳と翻訳調;憲法審議)
  • 第2章 明治維新(徳川体制;王政復古;政党政治・自由民権運動そして立憲主義;日本における権利の概念;三人の重要な知識人)
  • 第3章 憲法の役割(憲法の表現効力;日本の二つの憲法の成立過程;合衆国憲法の成立;日本国憲法のアメリカ側草案;憲法の日本語草案;法助動詞;トピック‐コメント構造文)
  • 第4章 信教の自由と宗教と国家の分離(日本の宗教的伝統;アメリカにおける信教の自由および教会と国家の分離;日本における信教の自由に対するアメリカの試み;日本語草案の作成;国会での審議)
  • 第5章 天皇(日本国憲法における天皇;Advice and Consent;総選挙と政府のジレンマ;“The People”;主権在民)
  • 第6章 個人の尊厳と婚姻における両性の平等(アメリカ社会における個人の尊厳と婚姻における両性の平等;日本における自己と社会;アメリカ人の描いた「新しい日本の家族」;国会での審議)

「BOOKデータベース」 より

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