半日寂寞
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半日寂寞
講談社, 1994.4
- タイトル読み
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ハンニチ ジャクマク
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内容説明・目次
内容説明
人のこころのかたち、時代の心の音に耳を澄ませばこの10年の荒涼の風が渡る。戸外は炎天、家の内は午睡の時刻。蕪村の句に、寂寞と昼間を酢のなれ加減—たとえば朝のうちに樽にしこんだ魚。午後に入り、日盛りのきわまる頃、板の間を伝う涼風にのるかすかな香りが…。
目次
- 1 1993年の随想(あなたは今、何をしてますか;物たちの冷笑;無為の窓辺に来る小鳥;総身に針;夜ごとの店じまい;恐るべき復元への執念;「わたし」はまだ在る;窮地でひそかに泣き出す;長距離ランナーの顔;寂寞と昼間を ほか)
- 2 1983年の随想(ほととぎす;耳を澄ます;過敏と鈍感;耳ざわりにクリスタル;地底からの連絡;16年前の眼;林の声;月日を知らぬ暮らし;老いやすき時代;起きあがり小法師 ほか)
「BOOKデータベース」 より