近世宿駅の歴史地理学的研究

書誌事項

近世宿駅の歴史地理学的研究

土田良一著

吉川弘文館, 1994.5

タイトル読み

キンセイ シュクエキ ノ レキシ チリガクテキ ケンキュウ

内容説明・目次

内容説明

近世交通史研究では、制度史・個別宿駅研究段階から、広域的な視野が必要とされる。本書は、歴史地理学の立場から、交通夫役を支える宿駅の存在形態と、伝馬役の編成過程を城下町を含めて明らかにし、併せて東海道・中山道・甲州道中の助郷編成を横断的に取り上げ、宿・助郷体制の統一的把握を試みる。著者の新たな見解と視点を提示する意欲作。

目次

  • 第1部 宿駅の成立基盤(宿駅の成立と地子免除;御定人馬と囲人馬—中山道の場合;宿駅の呼称と宿高)
  • 第2部 宿駅の存在形態と伝馬役(宿駅在町の伝馬役;甲州道中金沢・蔦木・台ケ原宿の伝馬役;城下町の伝馬役;上諏訪宿の宿財政と伝馬役助成;甲府城下町の伝馬役)
  • 第3部 助郷の編成過程と地域的展開(街道別人馬継立数の変遷;東海道の助郷—寛永〜享保期;街道掃除と助郷助成—伊勢亀山藩の場合;中山道の助郷—寛永〜享保期;甲州道中の助郷)

「BOOKデータベース」 より

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