劇的なる精神福田恆存
著者
書誌事項
劇的なる精神福田恆存
(教文選書)
日本教文社, 1994.6
- タイトル別名
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劇的なる精神福田恒存
- タイトル読み
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ゲキテキ ナル セイシン フクダ ツネアリ
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内容説明・目次
内容説明
「否定因」を含まぬ戦後ヒューマニズムの無限肯定論—その時代に古典主義的「精神の形」をもって臨んだ福田恒存。そこで演じられた思想の劇とは何か。
目次
- プロローグ 古典主義的精神の形—乱世に福田恒存を読む
- 1 言葉の劇—ニヒリズムを超えて
- 2 二元論のダイナミズム—思索の構造
- 3 現状肯定論との格闘—頽廃への憎悪
- 4 不可欠の物語—歴史を貫流するもの
- 5 価値絶滅時代の平和主義—生命を超えるもの
- 6 論争のすすめ—言葉の政治学
- 7 演戯と自由—仮面と素面
- 8 懐疑と確信—相対主義の泥沼
- 9 超越を遠望する精神—近代批評の「詩と真実」
- 10 創造行為としての翻訳—平和的掠奪行為
- 11 国語改革を排す—敗戦国の過剰反省
- 12 人間の「否定因」—陰画としての理想
- 補遺(処女評論・横光利一論;ゴルバチョフ擁護と保守の神髄)
「BOOKデータベース」 より