化学者池田菊苗 : 漱石・旨味・ドイツ
著者
書誌事項
化学者池田菊苗 : 漱石・旨味・ドイツ
(科学のとびら, 20)
東京化学同人, 1994.5
- タイトル読み
-
カガクシャ イケダ キクナエ : ソウセキ ウマミ ドイツ
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注記
池田菊苗の主要経歴:p205〜206
内容説明・目次
内容説明
明治34年5月、池田菊苗は留学先ドイツからの帰途、ロンドンに立寄った。その際、文壇にはまだ無名の漱石・夏目金之助が潜んだ場末の安下宿に、ある事情で池田が同宿した。わずか50日余であったが、同じ文部省留学生とはいえ専門のまったく異なる両人が、すっかり共鳴し、忌憚なく意見を交換した。この池田との交遊は、のちの漱石の『文学論』執筆に大きな影響を与えたという。旨味(味の素)の発見者として後世に名を残した池田菊苗。さらにドイツ文化に心酔した鴎外との関係をもふまえて、日本化学界における彼の活動をいきいきと描く。
目次
- プロローグ 池田と漱石とのロンドンにおける出会い
- 前編 池田の誕生から留学拝命まで(生いたちとその時代;学生時代とその背景;化学者への道をたどる;明治中期のわが国の学界、特に化学界;物理化学界への登場)
- 中編 留学・漱石との交遊・帰国後の活躍(明治中期の海外留学;ドイツ留学の収穫;漱石のロンドン滞在;二つの知性の出会い;新進教授の活躍と心の動揺)
- 後編 旨味研究の発想から完成(明治40年の化学と文学の両巨匠;旨味への研究転向決意;旨味の発見から商品化へ;企業研究と理学研究と;夢の完全実現へ)
「BOOKデータベース」 より