ルソン戦記 : ベンゲット道
著者
書誌事項
ルソン戦記 : ベンゲット道
(文春文庫)
文芸春秋, 1989.8
- (上)
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- タイトル読み
-
ルソン センキ : ベンゲット ミチ
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注記
1985年刊の増訂
内容説明・目次
- 巻冊次
-
(上) ISBN 9784167151096
内容説明
昭和51年1月、戦跡巡拝慰霊団の一行68名がマニラに到着する。その三分の二は遺族の女性たち、残りの大部分はフィリピン戦闘の生き残りの旧軍人だった。彼らの回想にはじまり、戦跡をたどりつつ、当時の激戦の模様が描き出されていく。各連隊史や関係者の証言・手記・回顧録をもとに構成された迫真の戦場ドキュメント。
目次
- 第1部 戦跡の巡礼者
- 第2章 リンガエンの海と丘
- 第3章 沈まない月
- 第4章 ベンゲット道の花と散れ
- 第5章 抗命の夜
- 巻冊次
-
(下) ISBN 9784167151102
内容説明
比戦線の最後の主戦場は、マニラ—バギオ間を結ぶベンケット道と重畳たる山岳地帯だった。攻め寄せる近代装備の米軍に対して、日本軍守備部隊には斬り込み命令が繰り返される。飢えと病と敵弾と高級指揮官の無能の四重苦のうちに、兵士たちは倒れていく。悲劇の核心を衝き、戦争悪を追及する著者執念の戦場ドキュメント。
目次
- 第6章 川霧の中から
- 第7章 狂乱と正気
- 第8章 ベンゲット道脱出
- 第9章 死んだ兵隊はどうなるのか
- 第10章 最後のベンゲット移民
「BOOKデータベース」 より