柳生兵庫助

著者

    • 津本, 陽 ツモト, ヨウ

書誌事項

柳生兵庫助

津本陽著

(文春文庫)

文芸春秋, 1991.11

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タイトル読み

ヤギュウ ヒョウゴノスケ

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内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784167314170

内容説明

たぐいまれな天賦の才と不断の稽古により、祖父石舟斎より柳生新陰流の宗家伝承を約束されている兵介(兵庫助)は、十八歳から無敗を続けていた。二十一歳のとき加藤清正から兵法師範を請われ、伊賀忍者の小猿と千世を連れて肥後にはいったが、お城勤めは身に合わず、諸国修業の旅に出る。小倉で兵介は思わぬ敗北を喫した。
巻冊次

2 ISBN 9784167314187

内容説明

将軍指南役である又右衛門宗矩をして「柳生の血筋にも二人とは出ぬ麒麟児、剣の鬼神」と舌を巻かせた兵介の剣技はますます冴えたが、兵介を倒さんとする武芸者も次々と兵介の前に立ちはだかった。山賊の首領根岸矢柄からも執拗な襲撃を受けるが、伊賀忍者で兵介の妻ともいうべき千世の助勢で矢柄を倒し、廻国修業の旅が続く。
巻冊次

3 ISBN 9784167314194

内容説明

廻国修業を続ける兵介は加賀前田家の城下町金沢に入った。富田流小太刀の名手・富田越後との立ち合いを望んだのである。前田家の当主利長は徳川家に心を許しておらず、兵介は徳川方の間者として斬られる危険もあった。しかし、立ち合いを見た利長は兵介の腕に感服し、彼は手厚く処遇された後、故郷の柳生に向けて旅立つが…。
巻冊次

4 ISBN 9784167314200

内容説明

祖父石舟斎の死を契機に、兵介は十津川山中で百日の荒行に挑んだ。瞑想を続けるうち、兵介の心眼はとぎすまされ、石舟斎の霊に語りかけ、鳥たちの語らいをも理解できるようになり、剣技はますます冴えた。柳生の館に戻った兵介は叔父宗矩の命で、伊賀上野の筒井家をめぐり暗躍する百地、服部の忍者群と熾烈な戦いをくり広げる。
巻冊次

5 ISBN 9784167314217

内容説明

紀州・若山(和歌山)で兵介は宮本武蔵と初めて対面し、その完璧な武芸者ぶりに感動した。武蔵は兵介の立ち会いで石川門太夫と剣をまじえ、門太夫のいさぎよさに感服し、命を取らず気絶させるだけで若山を去った。兵介は改めて武蔵に感じ入るのだった。京に入った兵介と千世は盗賊と闘うが、千世は首に矢をうけて倒れた。
巻冊次

6 ISBN 9784167314224

内容説明

叔父柳生宗矩の頼みで、兵介は大筒八挺を、肥前・平戸から京都へ輸送する任についた。途中、賊の襲撃をうけ、いったんは大筒を奪われたものの取り返し、無事任務を終えた。兵介は尾張徳川家の剣術指南役につき、名古屋に居をかまえる。父厳勝の死という悲事もあったが、千世との間に子も生まれ、兵介は充実した日々を送る。
巻冊次

7 ISBN 9784167314231

内容説明

兵庫助が尾張の太守・徳川義直の兵法指南となって、五年の歳月が流れた。徳川幕府の基礎も固まり、兵庫助は活人剣の道に励む日々であった。そして天和六年、兵庫助は徳川義直に新陰流正統第四世を允可相伝させた。四人の子に恵まれ、隠居の身を楽しんでいたが、最愛の妻千世が倒れ、帰らぬ人となった。兵庫助は悲嘆にくれる。
巻冊次

8 ISBN 9784167314248

内容説明

名古屋を去り、城下小林の書院で盛山作りを楽しむ兵庫助のもとに宮本武蔵が訪れた。円熟の境地に達しつつある二人は、剣の道について静かに語り合う。二度目の妻珠との間に生れた七郎兵衛の剣才を見ぬいた兵庫助は、新陰流正統第五世を七郎兵衛に相伝させ、京都妙心寺の柳庵に入った。剣一筋の生涯であった。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN10896890
  • ISBN
    • 4167314177
    • 4167314185
    • 4167314193
    • 4167314207
    • 4167314215
    • 4167314223
    • 4167314231
    • 416731424X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    8冊
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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