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零戦燃ゆ

柳田邦男著

(文春文庫)

文芸春秋, 1993.6

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Title Transcription

ゼロセン モユ

Description and Table of Contents
Volume

1 ISBN 9784167240097

Description

零戦対グラマン。第二次大戦の勝敗を決した大空の対決は、日米両国の技術と国力、価値観の対決であり、今日の日米経済摩擦のひな形とも言えるものであった。日米両国のパイロット、技術者、軍人たちのドラマを軸に、両国での取材と新資料から複眼の視点で描く日米決戦の全体像。全6巻の1は開戦からミッドウェー前夜まで。

Table of Contents

  • 第1部 ハワイとフィリピンに突如出現した零戦は米軍を戦慄させた。常識を超えた空戦性能と航続性能は米軍パイロットには謎めいて見えた。
  • 第2部 優位を守るには自らを超えなければならない。設計陣は零戦後継機の設計に苦悶、米側はF6F開発を急ぎ、日米は技術競争に突入する。
  • 第3部 連合艦隊はミッドウェー作戦で一気に米空母部隊を壊滅させようと出撃するが、戦勝気分の蔓延が運命の大逆転をもたらすことになる。
Volume

2 ISBN 9784167240103

Description

ミッドウェー海戦初期、零戦隊は米新鋭機アベンジャーを叩き、赫赫たる戦果を上げた。だが首脳陣の決断の一瞬の遅れが日本軍に潰滅的打撃をもたらす。敗因分析もろくにしなかった日本軍に対し、米軍は冷静な分析の中から次なる方針を打ち出し、F6Fの開発、零戦情報の収集を急いだ…。渾身の大河ノンフィクション全6巻の2。

Table of Contents

  • 第3部 連合艦隊はミッドウェー作戦で一気に米空母部隊を壊滅させようと出撃するが、戦勝気分の蔓延が運命の大逆転をもたらすことになる。
  • 第4部 一機の零戦がついに米軍の手中に入り、零戦の秘密は解明されてしまう。その頃米軍は恐るべき戦略爆撃機B29のテストに入っていた。
  • 第5部 ソロモンの空に米軍はF4Fなどを大量投入して反攻してくる。零戦は奮闘し数々のエースを生むが、同時にベテランを次々に失う。
Volume

3 ISBN 9784167240110

Description

打倒零戦の秘密兵器F6Fがついに日本軍の前に姿を現わした。レーダーをはじめ最新技術と豊富な物量にものを言わせて襲いかかる米軍に対し、零戦パイロットたちは操縦技術を駆使し知恵をふりしぼって奮闘、白熱の航空戦が中部太平洋で繰り展げられる。大河力作全6巻の3は昭和18年のソロモン航空戦からルオット格闘戦まで。

Table of Contents

  • 第1部 昭和18年ソロモン航空戦は一段と熾烈になる。そして夏、米軍は本格的反攻の第一弾として、ついに中部ソロモンに駒を進めてきた。
  • 第2部 米軍はわずか二年で高速空母十数隻を建造し、反攻第二弾として中部太平洋に投入してきた。同時に打倒零戦のF6Fが登場してきた。
  • 第3部 スプルーアンスの機動部隊はギルバート、マーシャル、そしてソロモンへと暴れまわる。零戦隊は苦闘を強いられつつも格闘を挑む。
Volume

4 ISBN 9784167240127

Description

零戦とF6Fとの闘いは情報収集の闘いでもあった。専門部隊を設置して組織的に情報を集める米軍。一方海外の技術情報が入ってこなくなった日本は先端技術情報をドイツに求めた。その間にも戦局は展開、「超空の要塞」B29を完成させ一気にマリアナを狙う米軍に対し、連合艦隊は総力をあげて「あ」号作戦に賭ける。力作全6巻の4。

Table of Contents

  • 第3部 スプルーアンスの機動部隊はギルバート、マーシャル、そしてソロモンへと暴れまわる。零戦隊は苦闘を強いられつつも格闘を挑む。
  • 第4部 技術戦は情報戦でもある。米軍の対日航空技術情報収集作戦は組織的に展開される。封鎖状態の日本は先端技術導入をドイツに求める。
  • 第5部 超空の要塞B29を完成させた米軍は日本本土空襲基地を求めて一気にマリアナをねらう。連合艦隊は総力をあげて「あ」号作戦に賭ける。
Volume

5 ISBN 9784167240134

Description

「あ」号作戦が失敗し、マリアナ沖海戦に敗れた日本は、サイパン島を放棄。台湾沖航空戦では戦果を誤認し、多くの零戦やパイロットを失いながら、米海軍に打撃を与えることはできなかった。そんな状況のなかフィリピン沖海戦を迎え、零戦を使った体当り爆撃の神風特攻隊が編制される。日米決戦を描いた渾身の力作全6巻の5。

Table of Contents

  • 第1部 サイパン島放棄で日本本土防衛の生命線が崩れる。その状況下で一少尉の提案の特攻用人間爆弾の開発が直ちに採用されたのはなぜか。
  • 第2部 日米決戦は空海において技術と情報の対決の様相を一層濃くする。日本海軍の台湾沖航空戦の戦果判断の誤りは禍根を残すことになる。
  • 第3部 ついにレイテが天王山となる。複雑な海空戦で日米双方に指揮官の判断ミスが相次ぐが、日本側は情報システムの欠陥が致命的となる。
Volume

6 ISBN 9784167240141

Description

フィリピン沖海戦で潰滅的な損害を受けた日本は、零戦による特攻隊で反撃に出る。B29の本土空襲が始まり、三菱・中島の工場が大地震で崩壊。零戦の後継機「烈風」やロケット戦闘機「秋水」の開発も遅れる中、紫電改隊が獅子奮迅の活躍を見せるのだが—。零戦を軸に日本の戦い方とその根本思想を鋭く分析した力作長篇全六巻完結。

Table of Contents

  • 第4部 米海軍は特攻機対策にORまで導入。B29の本土空襲が開始される中で、三菱・中島の工場が大地震で崩壊、多数の学徒が犠牲となる。
  • 第5部 『大和』は消え、桜花隊は全滅。烈風・秋水の開発が遅れる中で、紫電改隊が獅子奮迅の活躍。だが、飛行隊長が一人もいなくなって—

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