玄海灘は語らず
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玄海灘は語らず
(阿魯雲伝 / 韓雲史著 ; 村松豊功訳, 続)
角川書店, 1993.2
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Alone
아로운
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ゲンカイナダ ワ カタラズ
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Description
昭和十八年に実施された「半島人学徒特別志願兵制」により、半ば強制的に徴兵された朝鮮人青年阿魯雲。名古屋の自動車部隊に配属された彼には、内務班でのいじめ、民族的差別が待っていた。しかし、よき上官や仲間にもめぐまれた阿魯雲は、その人間的な心を守り育てていく。そして、美しい女性秀子の愛を得た彼は、前線にやられるという状況のなか、軍隊を脱走した。脱走後、阿魯雲は、大津や四日市など、人の目をのがれての生活であった。しかし、同朋や戦友たちの助けで生きのびてきた彼も、ついに“脱走兵”として捕えられる時がきた。軍法会議にかけられるのをまつ阿魯雲、だが、日本敗戦の日は、もう目前に迫っていた。空襲に明け暮れる名古屋などを舞台に、日本人と朝鮮人との関わりを、ヒューマンな眼を通して描いた、韓国の人気作家韓雲史の自伝的大河小説。
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