壁は二〇〇億光年の夢を見る
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壁は二〇〇億光年の夢を見る
美術年鑑社, 1992.8
- タイトル読み
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カベ ワ ニヒャクオク コウネン ノ ユメ オ ミル
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内容説明・目次
内容説明
先史時代の洞窟壁画以来、人はなぜ壁に絵を描いてきたのだろう。人間は自らを隔てようとするもの、閉じ込めようとするものに対して、自由への希求を表そうとしてきたのではないだろうか—。壁の画家・絹谷幸二の壁をめぐる空想は、東西の壁の崩壊後さらに混迷を深める現代という大海のなかに漕ぎ出してゆく。森、海、大地、天空…、この宇宙のさまざまな事象を手がかりに、生きること、描くこと、人と自然との共生、世界の未来について、画家は色鮮やかに言葉の糸を紡ぎ出してゆく。人気最高のフレスコ画家・絹谷幸二が贈る初のエッセイ集。
目次
- 山脈
- 海
- 風
- 壁の崩壊した日
- 森
- 壁の裂け目
- 浮遊するための教育
- 線が解き放つもの
- 野性の食事作法
- 言葉がつなぐもの
- 冷戦構造終焉の光と影
- 東京大改造論
- 都市の色、荒野の色
- 天と地
- 砂漠
- 音のなかの色
- 空想美術館
- 光と闇
- 心を染める
「BOOKデータベース」 より