無意識的身体像 : 子供の心の発達と病理
著者
書誌事項
無意識的身体像 : 子供の心の発達と病理
言叢社, 1994.6
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- タイトル別名
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L'image inconsciente du corps.
- タイトル読み
-
ムイシキテキ シンタイゾウ : コドモ ノ ココロ ノ ハッタツ ト ビョウリ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784905913481
内容説明
胎乳幼児の身体像は、生後二歳頃まで母と子の繊細な部分対象(性感部位)を通して形成されるが、以後抑圧されて無意識化されつつ個体の生命感情の基盤となる。ドルトの精神分析学は、この身体像が、どれほど繊細な母‐子の相互交流によってつくられ、いかに個体の運命を支配するかを、深くしなやかなことばで語ってくれる。
目次
- 第1部 身体図式と身体像(身体図式は身体像ではない;身体像における生の欲動と死の欲動;身体像の力動的三側面)
- 第2部 去勢—身体像とその運命(象徴性を生む去勢;臍帯去勢;口唇期去勢;肛門期去勢;鏡;一次去勢〈非エディプス期の性器的去勢〉;エディプス・コンプレックスとエディプス期の性器的去勢〈近親相姦の禁止〉;リビドーを解放するものとしてのエディプス期去勢におけるナルシシズムの意義)
- 巻冊次
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2 ISBN 9784905913498
内容説明
なぜ人は、こうありたいと希求するように自己の心身像を形づくることがむずかしいのか。ドルト女史が示す児童精神分析の臨床は、この欲望する主体がおのれの身体と結びあう「契り」の神秘な秘密、何度も息を吸い、着想を広げかさねながら、生きつつある者としての契りを更新する子どもの「いのちの像」をみごとに伝えてくれる。
目次
第3部 身体像の病理と精神分析的臨床(身体像が変形する初期の危険性;口唇期〈歩行および発話以前の時期〉—離乳の失敗;口唇期、肛門期、およびその後の一次去勢までの時期;潜在期における身体像の病理〈エディプス・コンプレックスが適宜解消された後の時期〉;ヒステリーと心身症;負債と相続—親から子に伝わる苦しみ 想像上の苦しみから現実の苦しみへ;身体像の障害の臨床例一覧)
「BOOKデータベース」 より