褐色の祭り
著者
書誌事項
褐色の祭り
(文春文庫)
文芸春秋, 1993.11
- 上
- 下
- タイトル読み
-
カッショク ノ マツリ
大学図書館所蔵 件 / 全2件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784167420093
内容説明
石木律子は何事にも人並の商社員響介と一年前に結婚、姑の文枝と三人で暮していた。四年前に別れた恋人・原田からの突然の電話で出かけていったホテルの誰も知らないはずの部屋に、響介が交通事故に遭ったという連絡が入る。すべてが平凡で退屈なだけだった夫によって仕組まれていた。律子は彼の隠されていた過去をたどる。
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784167420109
内容説明
律子は夫の隠された過去を知り、はじめて死んだ夫に興味と嫉妬を抱く。かつて夫と姑の間に存在した歪んだ母子関係は、やがて息子響一を常軌を逸した育て方で、夫の完全なる模造品へと作りあげていく律子と響一の間で繰り返される。響一は父と酷似した人生から逃れられない自らに気づく。問題の長篇。
「BOOKデータベース」 より