考証少女伝説 : 小説の中の愛し合う乙女たち

書誌事項

考証少女伝説 : 小説の中の愛し合う乙女たち

大森郁之助著

有朋堂, 1994.6

タイトル別名

考証少女伝説 : 小説の中の愛し合う乙女たち

少女伝説 : 考証

タイトル読み

コウショウ ショウジョ デンセツ : ショウセツ ノ ナカ ノ アイシアウ オトメ タチ

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内容説明・目次

内容説明

今はもう伝説になってしまったのか。純粋な少女の時代にのみあった少女と少女の秘め事じみた憧れ。少なくとも現代の日常生活の身近にあるものでも、市民社会で尊重されるものでもないようであるが、こと文学の世界では、ある時期の少女達には熱烈に受け入れられた。それらの作品を検証するものである。

目次

  • 主要作品の梗概
  • 川端康成「乙女の港」・その地位の検証—あるいは八木洋子頌
  • 吉屋信子『花物語』論外篇—1920年代の嫁がされた娘たちへの誄
  • 田村俊子「あきらめ」のもう一つの顔—初出稿から見た異端の愛と悲しみ
  • 三島由紀夫のLesbianismの位相—「春子」と「暁の寺」の間の虚空
  • 川端康成のLesbianismとPederasty—その関連についての懐疑説
  • 「魔風恋風」・幻の《義姉妹》考—明治貝合小説成立前夜

「BOOKデータベース」 より

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