絵画・木札・石造物に中世を読む
著者
書誌事項
絵画・木札・石造物に中世を読む
吉川弘文館, 1994.8
- タイトル別名
-
絵画木札石造物に中世を読む
- タイトル読み
-
カイガ キフダ セキゾウブツ ニ チュウセイ オ ヨム
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内容説明・目次
内容説明
わが国の歴史研究は文献史料をもとに行われてきたが、それのみでは生きた民衆の歴史を明らかにはできない。本書は、絵画や木札・石造物などの「もの史料」に注目し、日本の片隅に忘れられた豊かな中世史像を描き出す。
目次
- 序 中世史料論の模索—さまざまな史料から何がわかるか
- 1 「洛中洛外図」を読む(「洛中洛外図」のおもしろさ—町田本・上杉本の画面;「洛中洛外図」の成立と描写の意図;「殿」と「様」—「洛中洛外図」の書き込みから)
- 2 木札の用例と分類(木に墨書すること—中世木簡の用例;札を打つ—掲示された木札の分類と機能;若狭小浜の寄進札)
- 3 石造遺物と金石文(一乗谷の石塔・石仏;備後国太田荘の石造物と現地調査;金石文の史料的価値と調査法)
- 4 絵図・地図と現地調査(村や町を囲うこと—中世における都市の発生・発達を考える;荘園絵図を読む—絵図は何を描こうとしたか;歴史的景観の復元;もうこの瀬—中世都市一乗谷の伝承)
「BOOKデータベース」 より