檻獄都市 : 中世中国の世界芝居と革命

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檻獄都市 : 中世中国の世界芝居と革命

大室幹雄著

三省堂, 1994.7

タイトル読み

カンゴク トシ : チュウセイ チュウゴク ノ セカイ シバイ ト カクメイ

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内容説明・目次

内容説明

唐帝国の首都長安の、生と死と再生の物語。7世紀、隋末唐初の中国世界。大らかな明るさの底に伏流する粗暴なる闇の力。中心を失った首都に響きわたる革命の胎動・高祖李淵の騎馬時代からバロック的女帝武則天の祝祭時代へ。死人の都長安から牡丹の花咲き乱れる詩人の都長安へ。移りゆく唐代の社会と文化を、新しい光のもとに照らしだす歴史解釈の極北。

目次

  • 第1章 青春と老年—コスモス崩壊の修復をめぐって
  • 第2章 騎馬の青春と歴史参加—鷹の時代
  • 第3章 尓虞我詐/〓死我活顛末記—杜鵑の時代
  • 第4章 貞観年間世界劇場—鸚鵡の時代
  • 第5章 歴史の影と神話の創作—阿呆鳥の時代
  • 第6章 天可汗の檻獄都市/ネクロポリス複合—幼女時代
  • 第7章 首都の中心紛失と革命の胎動—少女時代
  • 第8章 大周革命遠望—テロル都市洛陽
  • 第9章 弥勒下生のバロック・ユートピア—象徴の森の都

「BOOKデータベース」 より

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