瀬戸内の困ったガキ
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瀬戸内の困ったガキ
晶文社, 1994.8
- タイトル読み
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セトウチ ノ コマッタ ガキ
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内容説明・目次
内容説明
昭和30年代、広島県長浜。目のまえは瀬戸内海、うしろには山を背負った小さな漁村である。一人の少年が伝馬船を漕いで、ウヒャウヒャ笑いながら友だちと遊んでいる。少年の名はアキラ。むやみに元気な毎日だ。命のいとなみの不思議さをおしげもなく見せてくれた瀬戸の海。「仁義なき戦い」に明け暮ける兄さんも、美人のオンリーさんも、いろんな人たちが仲よく一緒に生きていた。タンスの奥から「風船」をひっぱりだしてはヤキをいれられ、ネコがフグの毒を食べちゃったと涙をながし、板カマボコをまるかじりする贅沢をうっとりと夢みていた少年時代。陽光きらめく波のかなたに見えかくれする、あの厳粛にしててんやわんやの日々。ジャズマン坂田明の赤面自伝エッセイ。
目次
- 少年時代
- 海の記憶
- オンリーさん
- 伝馬船を所有する小学生
- 犬がさかっちょる
- 田植えのヨロコビ
- タンスのなかの風船
- フグ喰った三毛猫のミー
- ウンコが出たんじゃ
- ピッカピカの自転車
- オフクロ海に落ちる
- 台風に興奮する少年
- 祭りだ祭りだ
- 腹巻にドス
- 兄さんのたのみごと
- 風呂はアリガタイ
- 野山や河や海やら
- 上からながめる水族館だもの
- 息子の音を嗅ぎわけたオフクロ
- ハーモニカと入れ歯〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より